ウィルソン
クロモリ鋼という新素材を採用した
アイアンを新発売。
 
マレージング鋼と同等の反発性能と、
軟鉄並みのソフトな打感を謳い文句にしている。
 
マレージング鋼の信じられないほど
不快な打球感の硬さを知っている私が、
今回最もお目当てにしている商品である。
 
打席の横には1枚のベニヤ板が用意されており、
そこにはマレージング鋼,クロモリ鋼,軟鉄の
各金属板が埋め込まれている。
 
脇には、ごるふボールを棒で串刺しにして
トンカチのように仕立てた道具が置いてあり、
これでそれぞれの金属板を木琴のように
叩いてみろという。
 
やってみると、なるほど確かに感触が違う。
やはりマレージング鋼の硬さが際立って
いるのが、これだけでもよくわかる。
 
また、この商品は、
 
『間違いだらけのゴルフクラブ選び 2000年版』
(岩間建二郎著)という書物の中のアイアン部門で、
 
最も優秀なアイアンとしてグランプリの栄誉に
輝いたとのことで、ご丁寧にその本までが
飾ってあった。
 
試打を申し込むにあたり「I」と名乗ったら、
本の著者と同姓だということで笑われた。
 
ちなみに私は、プロごるふぁ~である彼とは、
なんの縁もゆかりもない。
 
試打してみたが、ここの練習場のボールは
1ピース構造のやわらかいタイプのため、
本当に打球感がソフトかどうかは、
正確には判断しづらかった。
 
それでも、私のマレージング鋼よりは
確かに柔らかそうである。
 
球の掴まり具合や弾道の高さは、
まずまずといったところ。
 
シャフトは、ウィルソンご自慢の
ファットシャフト。
 
その名の通り、普通のシャフトよりも
かなり太くできているのだが、
構えた時にこの太さが妙にプレッシャーを
感じさせるのは、気のせいだろうか?
 
2019.1.12
マレージング鋼に続いて今度は
クロモリ鋼が出てきました。
 
「より素晴らしい素材の絶え間ない探求」
 
とも言えますが、単に目先を変えるために
常に新しい素材を持ってきて消費者の目を
向かせるという面もあることでしょう。
 
岩間建二郎プロの名前も時代と言えば
時代です。
「1本足打法」で名を馳せたプロです。
 
そして、よいショット、よいスコアを
求めてのアイテム探しの熱意は、
20年近く前も今とまったく同じです。
 
多分、100年前も。
 
ネット・中古がある分だけ、今の方が
値段的に求めやすくなっていますが。





