「テレビ離れ」については、「そりゃそうだろ」
と思う面もあります。
見るコンテンツによりますよね。
映画だとかドラマであれば、別にテレビで見る
必要はないです。
他の媒体ではCMも入りませんし。
ですので、これらをテレビで見ていた人たちが
「テレビ離れ」になるのはわかります。
従って、彼らを指して「テレビ離れ」と考えるのは、
妥当でしょうけど、媒体が変わっただけです。
一方で、コンテンツで言うとバラエティ番組など
は、問題を抱えていると思います。
先日、たまたま8人による腕相撲トーナメントの
番組を見たのですが、8人トーナメントであれば、
試合数は7つ、1勝負1分もかかりません。
ということは、勝負だけを放映するのであれば、
7分かそこらで終わりますが、番組ではそれを
1時間ほどかけて放映。
盛り上げる、そのほうがいいという番組側の判断
なんでしょうけど、勝負の前ごとにMCらが延々と
話したりしていました。
でも、時間面で言えば、多くの視聴者をイライラ
させるだけだと思うんですよね。
プロ野球で1球ごとにこんなことをやられたら、
プロ野球中継を見る人がいなくなってしまう
ような気はします。
更に、1つの勝負の前に煽るだけ煽ってさあと
思えば、案の定のCM。
そりゃ、リアルタイムでそういう番組を見ようと
する人は少なくなるでしょう。
人気の「M1」なども同様です。
肝心の漫才だけであれば1時間もかからないと
思うのですが、それを4時間近くかけて放映する。
録画で余分なところを飛ばして見る人はいるでしょう
けど、リアルタイムで見ようとする人はそりゃ少なく
なるだろうなあと思います。
暇な人ばっかじゃないです。
2025.8.18
恐らく、映画でもTV番組でも、更に言えばYouTube
でも、撮った映像データに対して、外部に出て来る
のは一部だけです。
「面白くない」、「邪魔」と編集者が思えばその部分
はカットされるでしょう。
また、作る側が見せたい部分と視る側が見たい部分
って恐らく完全には一致していません。
視る側が全然興味ないのに、作る側にとっては
見せたいという部分はありますので。
例えば、「私たちスタッフはこれを撮影するのに
こんなに苦労したんですよ」的な部分。
で、上手い編集者って余分な個所はバッサバッサ
カットして、視る側が視たい内容だけに仕上げると
思います。
映画だとか、スポーツ中継ではそういう部分が
少ないからこそ資料率もそんなに下がっていない
ような気はします。
でも、バラエティなどではそういった部分が下手
になっていて、テレビ離れにつがなっているのかも
しれません。
むしろ「視聴者が視たい部分」が少ないままで1時間
番組作りをスタートしてしまったから、視たくない
部分がてんこ盛りというケースもあるのかもしれません。