「本放送」と「CM」を別々に放映せず、セットに
してしまうと様々なメリットが生まれます。
CMでチャンネルを切り替えられることを防止
できる
放映時間を短く出来る。例:1時間番組⇒45分間
この2点は昨日記載した内容ですが、放映枠に
対するスポンサーの負担が「放映時間」に対して
であれば、スポンサー側は負担額を減らせます。
減った15分をテレビ局は別のスポンサーに売れば
いいのですから、テレビ局側の減収にもならない
と思います。
他にも多々あります。
「CM勢作費を企業側は劇的に減らせる」
別放送の30秒なり1分なりのCM、多数のタレントを
使用した下手すりゃドラマ並みのミニドラマを作る
必要がなくなります。
結果、出演ギャラ、製作費を大きく減少させる
ことが出来るでしょう。CM政策で潤っていた企業
は壊滅状態になるかもしれませんが。
CMはそもそも面白くなくてもいいんです。
「CMが面白くないからCMを見てもらえない」
⇒「じゃあ、面白いCM、見たいCMを作ろう」
という考えで、どんどん面白いCMが増えて来たとは
思います。実際に昔と比較すれば雲泥の差で、今は
面白いCMが目白押しです。
その論理展開に間違いはないとは思うんですが、
根本的な部分で間違っていると思うんですよね。
例えば、視聴者が夜8時にテレビのスイッチを入れる、
でもそれはCMを見たいためじゃなく、番組を見たい
からなんですよね。
番組を見たいのに、途中で別に見たいと思っていた
わけではないCMが勝手にカットインして来る。
そのCMを仮に見てみたら面白かったとしても、
CMは邪魔者でしかないんですね。
下手をすると、邪魔者を突っ込んで来たCM提供
企業や製品が敵意を持たれる可能性もあります。
ですので、番組の途中にCMを挿入するというのは、
未来社会じゃあり得なくなってくるように思って
います。
2025.8.24
そもそも面白いCMって、実は企業名の連呼だとか、
製品名の連呼なんてしてないんですね。
アイフルのCMもそうですが、最後にほぼ、
♪愛がいちばん、アイフル~ だけです。
だったら、
これでいいじゃんってことなんですよね。
で、たまに「新型クラウン発表間近」なんてテロップ
が画面下を走ると興味のある人は「おっ!」と思って、
自分で新型クラウンの情報をネットで集める。
この「自分で情報を集める行為」のほうが押し付け
られた情報よりもはるかに購買にはつながっていく
ことでしょう。
そして、人間は捕食者を避け、狩りをして生きて来た
来た動物であるため、水平方向に動いていく物体には
敏感なんですよね。