最近のネットニュースでめちゃ違和感を感じた
のは「体育会系出身者にはハラスメント耐性が
ある」とかいうニュースです。
こんなことを事実だと思って企業運営をされたら
たまったもんじゃないなあと思って。
記事を紹介すると5秒間のCMを見せられますので、
直接紹介することはせず、内容を一部抜粋します。
『この「ハラスメント耐性がある」説は瞬く間に
拡散され、一定の共感を得ている。』
私自身は、中・高、大学とずっと運動部に入っていて
上級生からのハラスメントを受けたことはほとんどなく、
受けたのは社会に出てからですね。
でも、かなり受けたとは思うものの、ハラスメント
耐性なんて全くないです。
むしろそのせいで反ハラスメント性向が強まり、
その後の社会人生活ではそういう目に遭うたびに
反発して来たような気もします。
ですので、上からすれば扱いにくい人材だったと思い
ますし、もちろん、それで自分でも「損をしたなあ」
と思うことはあります。
でも、損をしても譲れないものは譲れないですし、
恐らくその性質はこのブログの内容にも反映されている
と思います。
ハラスメントを受けた人間って、
①相手がそんなに不快に思うことは自分は、自分たちは
絶対にしないようにしよう
②俺たちはやられたんだからその分、立場の弱い奴に
やり返してやろう
のどちらかになる傾向もあると思います。
もちろん、質の悪いのは②のパターンです。
いじめで問題を起こした学校でも、恐らくその張本人
たちはかつて同様のいじめを受け、それを下級生として
入って来た人間にやり返しているだけとも言えます。
ですので、「ハラスメント耐性がある」と思って採用
したとしても、実はそんなものはなく、ただ、「ハラ
スメント性向があるだけ」という人も多いでしょう。
そりゃ、そんな奴を入社させたら、大変なことになるに
決まっています。
2025.9.8
今回の件は、これとは全然違いますよ。
むしろ、こういうかたは②のタイプではなく、①の
そんなことは絶対にしないようにというタイプです。
ただ、やられた相手にやり返すという場合もあるよ
ということであり、正当な方法であれば、むしろ
それは賞賛されるべきかと思います。
問題は、パワハラもカスハラもセクハラも、世の
全ての問題あるハラスメントは強い立場の者から
弱い立場の者に理不尽に行われがちであることです。
自分より強い立場の者には何も言えないくせに、
自分より弱い立場と思えばガンガンやってしまう
人間、相当います。
動物で言うと、「虎の威を借るキツネ」が一番近い
ですかね。