「ハラスメント耐性がある」なんて書いている記事の
内容を一部抜粋するとともに、思うことを引き続き、
書いていきます。
今夏の甲子園に出場したものの、1回戦後に出場
辞退した●●高校野球部をめぐっては、SNS上で
暴力事案が告発され、
それをきっかけに運動部に根強く残る悪しき風習が
改めて問題視されることとなった。
まあ、そのことを問題視することは正しい感覚だと
思います。
でも、もっと大きな問題があって、そういう「悪しき
風習」を残していった卒業生がこれまでにどれだけ
いて、彼らが社会でどんなことをしてきたかです。
昨日書きましたように、同じ仕打ちを受けても、
①相手がそんなに不快に思うことは自分は、自分たちは
絶対にしないようにしよう
と考える人間もいますので、そういう卒業生の
全てが問題になるわけではないです。
でも、
②俺たちはやられたんだからその分、立場の弱い奴に
やり返してやろう
と考える人間もいます。
だからこそ、その学校の当該運動部にそういう風習が
残ってしまったのですから、そういう人間は間違い
なく存在しています。
そして、そういう風習の残っている学校なんて一部
ではないでしょうし、かつ、そういう学校はそれぞれ
数十年も続いてしまっているでしょう。
決して、それは昭和の遺物ではなく、平成の30年間でも
続々と産み出され続けたでしょう。
てことは、おびただしい数のそういう人間たちが社会
全般に拡散され続けて来たということです。
人間を教育すべき学校からそういう人間たちが育てられ、
社会に羽ばたいて行ったと考えることも出来ます。
しかも、せっかく義務教育で民主主義とかを学んで
来たのに、高校の指導者の一念で、2年半の間に、
兵隊のような年次優先主義者に再教育されてしまう。
ものすごい皮肉でありますし、かつ、そういう学校が
例えば甲子園の名門と言われて社会から一目置かれて
いることもある。
これもまた皮肉ですねえ。
2025.9.9
私の母校は勉強面で「名門」と言われることもあり
ますが、インターハイに行けるのはバドミントン
部くらいで、運動面はたいしたことなかったです。
それ故か、部活で「いじめ」なんて聞いたことは
なかったですし、和気あいあいとしたものでした。
大学も強いチームではなかったためか、いじめは
なく、上級生の中にちらほらろくでもないのがいた
ことと、雑用などに悪しき習慣が残ってた程度。
でもそういう上級生って、プレーはたいしたことが
なく、自分の上級生にはペコペコし、同級生同士では
下位の位置、ただ、下級生に対してだけ威張り散らす。
それとは別に、1年生はつばでボール磨きをしなければ
いけないだとか、荷物運びをという雑用もあり、
それは多くの学校でも同様だったでしょう。
でも、私たちの代はボール磨きをしながら、
「こんな風習、俺たちが4年生になったら無くそうな。」
と言い合い、実際に無くしました。
どっかで誰かが踏ん張れば、悪い風習も無くせると
思うんですが、なかなか無くならないですねえ。