「ハラスメント耐性がある」なんて書いている記事の
内容を一部抜粋するとともに、思うことを引き続き
書いていきたいと思います。
②俺たちはやられたんだからその分、立場の弱い奴に
やり返してやろう
パワハラを受けてそう考えたおびただしい数の人間。
彼らが社会に拡散され続けて来たことが問題では?
と昨日書きました。
で、社会におけるパワハラ、その当該の運動部で起きた
事例と構造がとても似てると思うんですよね。
弱い立場の人間に立場が上というだけで、無理難題、
言ってみれば好き勝手なことを吹っ掛け、相手を追い
込む。
そもそも、その運動部なりの監督が「俺たちの頃は
こんなもんじゃなかった」とうそぶく。
彼もまた上級生になった時に自分が受けた仕打ちを
下級生にしたでしょうし、監督になってそれを見たと
しても、彼の感覚としてはそれは当たり前のこと。
「お前たちなんか、まだマシだ。」ということを
訴え、監督しないことを自己弁護してるんでしょう。
結果、いじめをした上級生を咎めることはなく、
唯一、気にしたのはこれが外部に漏れること。
まあ、こんな所だと思います。
そして、当然ながら彼と同類の人間が社会に羽ばたき、
立場の弱い内は何をされてもおとなしいけど、立場が
強まるにつれ、
②俺たちはやられたんだからその分、立場の弱い奴に
やり返してやろう
となるのはそりゃそうだろうなあという面があり、
ここで新たな被害者が生まれ、その被害者の中から
更に、
②俺たちはやられたんだからその分、立場の弱い奴に
やり返してやろう
という人間がまた生まれて来てしまう。
運動部だけの問題には止まっていないはずです。
企業を始めとする各組織、そして社会一般の中で
ハラスメントがなくならない理由の1つかもしれ
ません。
①相手がそんなに不快に思うことは自分は、自分たちは
絶対にしないようにしよう
もちろん、こういう人間もいるから、社会が壊滅
状態にならないで済んでいるという面ももちろん
あります。
こういう人たちが社会の上層に行けるような社会に
なるといいなあと思うんですが。
2025.9.10
ちなみに「ハラスメント耐性」は存在しないです。
「①相手がそんなに不快に思うことは自分は、自分たちは
絶対にしないようにしよう」
「②俺たちはやられたんだからその分、立場の弱い奴に
やり返してやろう」
両者は正反対の対応を取りますが、共通している部分
があって、それは共に自分に対して行われた「ハラス
メント」を憎悪しているということです。
でもその時点ではどうにもならないため、心の中で
①または②のことを考え、その場を耐えているだけです。
他の思考パターン?
それは一晩考えて、明日書いてみます。