他のパターン?
経験がないから私にはわかりにくいですが、
「バカを相手にしてもしょうがないから忘れよ」
「どっかであいつらに仕返ししてやろ。
茶を持って来いって言われたら、鼻汁を溶かして
入れとくか」
とかはあるかもしれません。
聞いたことはあります。
そして、最近では、
「動画撮って、ハラスメントの証拠にしとこ。」
これが非常に多いでしょう。
そして、この場合も別にハラスメント耐性が出来て
いるわけではないです。やられた側は全員が全員、
腹を立ててそのような行動を取っています。
企業での横領とかも、実はこの種の仕返しという
ケースもないことではないような気はしますし。
似た例じゃないかと思うのが、
「役職定年になり、かつての部下の指示を仰ぐ立場
になったが、それが堪えられない。」
というような話ですね。
恐らく、部下に対して権力をかさに無理難題を押し
付けて来たような人の上司に、
「②俺たちはやられたんだからその分、立場の弱い奴に
やり返してやろう。」
というタイプが着任したら、そりゃけちょんけちょん
にやられてしまい、「堪えられない」なんてことになる
ことは容易に想像できます。
でも、そんな上司ではなく、能力もあり、上司として
部下に信頼されていた人であれば、そんなことにはなり
にくいでしょう。
恐らく、「堪えられない」ようなことはなく、円満な
関係のまま、業務を続けているでしょうし、そういう
ケースのほうが多いような気はします。
ただ、いじめたとかそういうことはなかったのに、
「立場の下の人間には強く出る」というタイプが上に来て
しまうと、それだけで悲劇の起きる可能性はあります。
ですので、そもそも「立場の下の人間には強く出る」
というタイプの人間には権力を持たせちゃいけないん
ですよね。
権力さえなければ、上の顔色を見ながら、彼らは
せっせと働くだけですし。
2025.9.11
「ハラスメント耐性」ではないけど、似た物はあります。
有名なとこでは「鎖につながれたサーカスの象」の話。
サーカスの象が逃げないのは、
生まれたばかりの子象の時から杭に繋がれている
⇒子象だからどんなに頑張っても鎖から逃げられない
⇒やがて諦める
⇒大人になっても逃げられないと諦めたまま
⇒本当は逃げられるのに、諦めていて逃げない
てな話です。
逆らうとよりひどい目に遭いそうだから逆らわない
⇒何をされても我慢
⇒①:代わりに自分はそのようなことはしないと心に決める
②:自分より弱い立場の人間が出来たらそいつに仕返し
ですので、「ハラスメント耐性」があるわけではなく、
諦めたか、当面、我慢をしているだけです。
諦めてしまった人間は心に大きな傷を負い、本来の力
を発揮できなくなるかもしれません。
その状態を「ハラスメント耐性が出来た」と考えます?
考えるならば、それはアホ以外の何物でもありません。
一方で、我慢をしているだけの状態を「ハラスメント
耐性」があると考えてしまうと、そりゃ大きな問題に
先々つながることでしょう。