恐らくギャンブルに使用できる国民全体の総額
って概ね決まっていると思うんです。
もちろんそちらには一切お金を落とさない層の
方々も多々いらっしゃるわけですが、多々落と
される方々もそりゃあまあ、いらっしゃいます。
ですので、公営ギャンブルとパチンコ・パチスロ
店はその奪い合いをして来たんですが、オンライン
カジノという強敵が2000年代に登場。
当時、私はパチンコメーカーの開発部門で働いて
いましたし、マーケティングの担当もしていました。
そのため、オンラインカジノの登場には業界関係者
の1人として、大きな脅威を感じていました。
同時に、今も動いているとは思いますが、その頃、
国内におけるカジノ設置の話も動き出していました。
カジノにしろ、オンラインカジノにしろ、設置され
れば、パチンコ・パチスロ業界が割を食うのは目に
見えていました。
ですので、カジノに対してはカジノ関係諸法案が
通らないよう、業界として政治家に働きかけを
行っていたと思います。
が、オンラインカジノ。
これに対しては打つ手がなかったんですよね。
違法であろうことは多くの人々が認識していたと
思うんですが、「じゃあ実際に取り締まることが
出来るのか?」「どうやって取り締まるのか?」
そういうこともあって、実際に捕まったという
人のニュースも出ず、結構、広まっていったん
だろうと思います。
が、ここに来てとうとうという感じかなあと思って
います。
常習者はともかく、やったことがあるというレベル
であれば、その人数は相当多いだろうと思います。
2025.5.14
ヤメてしまった人の方がはるかに多いと思います。
だってやり続けるためには、元々、余裕のある
お金を多く持っているか、負けないレベルを維持
する必要がありますので。
両者ともかなり難易度が高いです。
ルーレットだとかブラックジャックであれば、
自分の懐具合に合わせて勝負を楽しみ続けることも
出来るかもしれません。
でも、例えばスロットル。
日本のパチスロとは別物で、当たれば確かに
大きな配当を得られるかもしれませんが、基本的
には一瞬で結果が出る宝くじみたいなものです。
ほとんど当たらず、どんどんとコインを吸い込む
払い戻しの出来ない貯金箱。
しかも、レートも上げられますので、負けが込んで
頭に血が上った人はより多く負けやすい。
最高レートが1枚20円のパチスロとそこが違います
し、パチスロはそこまでの貯金箱ではないです。
もちろん、「あんなもん、血も涙もねえ貯金箱だ!」
という人もいるとは思います。
まあ、薬と一緒ですね。
適量であれば生活に潤いを与える薬となり得ます
が、適量を越すと劇薬にもなり得ます。