話を元に戻しますと、パチンコ参加人口は、
「2002年」を一旦の中ピークとして、そこから
どんどんと下がっていき、現在は更にです。
そうなった原因の最大のものはパチンコ業界
そのものにあります。
射幸性の取締り強化⇒緩和⇒再び強化⇒再度緩和
これを繰り返している内にライトユーザーが
減少し、残ったのはヘビーユーザー主体、
そのヘビーユーザーもという構図があります。
更に、その間、表示装置がドット・7セグから
液晶、それも大きな液晶へと変化⇒開発費高騰
⇒機械代高騰⇒それを客が負担し耐え切れなくなる。
こんな構図もあります。
それでも、オンラインカジノに客を奪われた
という部分もまたあることでしょう。
更に、公営ギャンブルも2011年頃からインター
ネットによる投票やライブ中継が広まったという
ことが、理由の更なる1つになるでしょう。
オンラインカジノと同様、わざわざ行かなくても
ギャンブルが出来るのですから、そりゃ広まり
やすく、わざわざ会場に出向く人は減るでしょう。
パチンコの合間に公営ギャンプルのネット投票を
するという人もいるでしょうけど。
2025.5.19
その点でもゴルフを始めとするスポーツは健全
と言えば健全です。
少なくとも、プレー中にスマホ片手にギャンブル
をする人は非常にレアですし、スポーツによっては
事実上、不可能ですから。
でもまあ、いずれにせよ、株式投資でさえ、
範疇としてはギャンブルだろうと思います。
とりわけ信用取引などはまさしくそうだろうと
思います。
それでも、それが悪いことかと言えば、全員に
当てはまるわけではないし、そもそもギャンブル
自体を禁止することも不可能でしょう。
ただ、法的に認められたものならどれだけの額を
投じようとお咎めなしというのも政府がギャンブル
を助長しているようなものだと思います。
また、違法な物ならその個人に大きな問題には
なっていなくても、過去に遡ってペナをという
ことはヤメてあげて欲しいと思っています。
そして、政府も法的に認められているにしろ、
ネットで簡単に参加できるようなものにはある
程度制限をかけるべきだろうと思います。
多分、ギャンブルの行動原理は「頑張るとなんか
いいものが貰えるかも」と言う部分であり、これは
恐らく人間の本能に近い部分です。
プロスポーツ、労働もそうですし。
ですので、ギャンブルを根絶するのは難しいし、
根絶すべきでもないと思います。