これはテレビ番組を見ていて思い出した話です
ので、私の中の記憶の中に沈殿していた話でも
あり、
「そんなに驚いたわけではないから忘れちゃった
んじゃねえの?」
という考え方もあります。
でも、記憶の底から湧き上がって来ましたので、
忘れたわけではないですし、ポンと浮上して来ま
したので、やっぱり強烈に驚いたことなんですね。
ええ、トンボ鉛筆のMONO消しゴム。
これが画期的だったんですね。
発売は1969年で私が小学校4年生5年生の頃。
それまでの消しゴムって、
消しゴム付き鉛筆に付いている消しゴムと
一緒の消しゴムだったんですね。
この消しゴムが一般のプラスチック消しゴム
よりも消しにくいのは皆さん、経験上でよく
ご存じだと思います。
プラスチック消しゴムのなかった保育園、
小学校低中学年時代、まだ手先が上手く動か
ないこともあって、字の消えにくかったこと。
それがプラスチック消しゴムの登場ですいすいと
文字を消せる。
買ったばかりの時は、書く必要のない文字を
何度も書いて、消しゴムできれいに消せるのを
そのつど試していました。
2025.5.11
これは忘れられないですね。
記憶の底には沈んでいましたが。
人間の脳が凄いなあと思うのは、こういう時
ですね。
普段は使っている脳の中のどこにもないのに、
何かのきっかけで古い記憶が浮かび上がって来る。
どれだけの量の古い記憶が頭の中に沈んでいる
ことかと思います。
そして、思い起こすことなく沈殿しっぱなしの
記憶はそれこそ星の数だろうなあと思うんですが。