本日はタイトルの「命に関わる危険な暑さだって?」
の説明となります。
それが事実に反するとは言いませんが、煽り過ぎだ
よなあということは言いたいです。
そもそも「命に関わる危険」ってのは、人間が生物で
ある以上、何をやっても付いて回ります。
野生の生物は日々刻々と常に命に関わる危険の
中にいます。
人間でも、食事をしても、水を飲んでも「命に
関わる危険・リスク」はあります。
寝ていてもリスクはありますし、ちゃんと横断歩道
を渡っていてもリスクはあります。
まあ、もちろん熱中症による危険の高さはそれらの
比ではないこともわかりますが、毎日、アナウンス
のたびに言うほど危険性の高いものなのか?
こちらの資料には2024年と、当然ながら2025年の
データは記載されていませんが、日本中で千人を
少し超えるレベルということがわかります。
数値で言えば、0.001%程度の危険性です。
一方で、交通事故による死者数。
熱中症による死者の比ではなく、こちらこそ毎日
ニュースで訴えるべき項目となります。
「車の運転、道路での歩行には命に関わる危険が
あります。車の運転・外出は控えましょう。」と。
また、新型コロナの時は、5年間で死者数が13万人
でした。
1年当たりで言えば、2.6万人です。
それらに比べればという言い方は適切ではないかも
しれませんが、熱中症、毎日、大騒ぎして報道する
ことでもないと思います。
各自が自覚していればある程度の防止は可能ですし、
突然、津波のように猛烈な熱波が押し寄せて来るわけ
でもありません。
2025.8.4
マスコミの煽り報道はいつも見る常套手段ではあり
ます。
例えば、戦中の言葉として有名な、
「鬼畜米英!」
「一億総玉砕!」
「ぜいたくは敵だ!」
「欲しがりません、勝つまでは!」
これらも軍部が出したスローガンというか言葉では
なく、恐らくマスコミが作った言葉だろうと思います。
もしくは、好んで繰り返し使った言葉。
これらの言葉を紙面に載せ、煽った記事を書けば
新聞を売りやすかったでしょうし。
でも、例えば「鬼畜米英」。
ナチスの空爆に脅える英国市民、日本の真珠湾奇襲に
憤って志願兵となったアメリカの若者。
彼らが「鬼畜米英」だったとは思えませんし、
むしろ「鬼畜 日本陸軍上層部」という言葉こそが
一番現実に近いと思います。
もちろん、全員がそういうラベルのとおりではなく、
米国にもカーチス・ルメイという鬼畜はいましたが。
傲慢にならない人たち③