偉い人が必ずしも立派な人、尊敬すべき人
というわけでもない。むしろ、犯罪人、極悪人
であるようなケースも多々ある。
小さい頃は伝記で読むような人は立派な人、
尊敬すべき人と教えられてきましたし、
そのようにも思いました。
伝記などではいいことしか書かれていませんし。
でも、そうでもないことが大人になってどん
どんと分かって来ます。
とりわけ、企業系、役所系ではこの種の話に
こと欠きません。
いわき信組不正融資
信組の理事長だとか役員なんて、多分、地元
では名士、立派な人で通っているはずです。
「不正行為は江尻前会長をはじめとした役員が
実行した。
組織ぐるみで行われた前代未聞の事案で、
コンプライアンス意識の著しい欠如が認め
られる」
そして、世の中のお偉いさんたちのこの種の話
なんて、毎年毎年、いつまで経ってもいくらでも
出てきます。
むしろ、ろくでもない連中のほうが多いという
考え方すら出来てしまいます。
藤田まことのWikipediaの記事にも面白いことが
書いてあったんですよね。
藤田まこと
「出世していく男」「偉くなっていく男」
を演じるのは「願い下げである」と述べている。
その理由について藤田は、
「成功者は成功する過程で他人を追い落とす
など人間らしいとはとても言えないような
生き方をするものだが、
芝居にするとそのような人間らしくない生き方
が省略されたり強引に美化されるからだ」
と述べている。
2025.6.5
偉い人の嫌らしさというのは彼らがほぼ決定権を
持っている従業員の給与にも反映されています。
基本的な原理として、経営者が高所得となるのは、
他の社員から抜いて自分の所得に加えているから
というだけの話です。
「会社を作ったのは俺」「一番貢献しているのも
俺」「他の連中はろくな働き方をしてないし」
とかの言い分はあるでしょう。
でも、冷静に考えると、立場の強い者が自分の
理屈でルールを決めているだけと言え、今の言葉
で言えば、パワハラ事案とも言えます。