昨日の続きです。
 
年俸500万円の選手を集めて球団を作っても、
恐らくお客さんはなかなか集まらず、メディア
の注目も薄く、まず何千億の収益はないでしょう。
 
でも、ドジャースは大谷選手に1,015億円を
支払っても、彼のお陰だけでそれ以上の収益を
多分、得ることが出来る。
 
従って、大谷選手の報酬というのは法外ではない
ないです。
 

 
同様に、企業内でも大谷選手ほどではないにしろ、
莫大な利益を上げているエースと周囲に思われて
いる社員が必ずいるはずなんです。
 
でも、会社内にいると立場の強い者が自分の理屈で
ルールを決めてしまい、社員である以上、それに
従わざるを得ません。
 
ですので、会社員でずっと過ごしてきた私がよう
やくわかったのが、自分に自信があるなら会社員
なんてなるもんじゃないってことですね。
 
もしくは、そういう経営者のいる企業、言って
みればそういうブラック企業には絶対に入っては
いけないということです。
 
でもそういう企業って外からじゃ中々わからない。
で、見分け方としては、中途退職者のやたらと
多い企業は避けるべきかなあと思います。
 
中途退職者の多い企業ってほぼ必ず内部に何らか
の大きな問題点を抱えています。
 
もちろん、中途退職者が多いのかどうかも外から
ではなかなかわかりにくいです。
 
しかし、そういう企業って辞めていく人が多い分、
新規に補充をしていかないと追いつかないです。
 
結果、企業規模に比べてやたらと求人募集の
多い企業は要注意ということになります。
 
そして、こういうことは、学校じゃ絶対に教えて
くれないです。
 
2025.6.7
例外もあって、例えば歌手だとか、芸能プロダク
ション所属の芸人、俳優など。
 
彼らは彼らの売上げだとか、ギャラだとかが
まず分かってしまいますので、所属組織がギャラ
を大きく抜こうとしてもバレやすいです。
 
結果、自分の稼いだ利益に対する応分が得やすく
なります。
 
一般の企業がなかなかそうならないのは、貢献度
を明確にするとそれに応じた支払いが企業側に
生じてしまうからとも言えます。
 
ですので、成果報酬だ能力主義だと言っても
それらがなかなか上手く行かないのは、そもそも
そんなことをする気が元からないからです。
 
本当にやっちゃったら社長よりも高収入の社員が
続出してしまうかもしれませんし、下手をすると
社長は下から数えた方が早くなりかねません。
 
組織のトップが一番みんなの足を引っ張っている
けれど、上の評価は一番高いということも、実は
よくある話です。某TV局の件もその同例でしょう。
 
ですので、やるとしても成果主義とかの名前の
元、評価をねじ曲げて実施してしまう。
もちろん、元々、評価する能力のない場合も。
 
結果、むしろ逆にひどい結果となりがちです。
 
ここまで恐らく多くの方々、「合点！」「合点！」
「合点、承知の助」ですよね？
 
そして、本当にやる気があるなら、利害関係の
ない第三者に評価査定をさせるべきです。
 
が、そんな気はさらさらないため、そんなことを
する企業なんてどこにもなく、それで多くの会社
員が悶々と、ということになります。
 
それが社会性疾患の元凶になっているという面も
あるでしょう。