この制度が生まれた妥当性については、もう1つ
考えるべき事項が残っています。
 
それは「ひと月0.7％増加」という部分の数値に
妥当性はあるのか？という点です。
 
このさじ加減を間違えると、「繰下げ受給続出」
もしくは、「繰上げ受給続出」のどちらかに片寄って
しまいます。
 
しかしながら、「繰上げ受給続出」のほうが多く、
「繰下げ受給続出」は増えつつという状況ですので、
まあ信頼は出来るだろうと思います。
 

 
そして、この表のように受給を開始する年齢により、
どこかで総受給額の逆転する日が来ます。
 
「必ず来る」という点が多くの人の悩む理由にも
なっています。
 

 

 
で、上手いこと出来てんですよね。
 
男性で言うと、平均寿命は概ね80代前半。
受給開始をいつにしても、損益分岐点は80歳から
85歳の所に集中しています。
 
でも、「ちょっと待てよ」という部分もあります。
 
つづく
 
2025.6.13
かつては、一部の金持ち層と接待が必要になる
サラリーマンによってゴルフ場は支えられていた
んじゃないかと思います。
 
そして、今。
もちろん上記の層も引き続きなんですが、主流と
なって来たのは特に年金受給者層です。
 
大昔は本当に平日のお客さんが入らなかったという
話を聞くんですが、今はそんなこともあまりなく、
平日でも満員という日は結構あります。
 
もちろん、もっともお客さんの入る日は土日祝、
年末年始、お盆、GWといった所でそれは今も昔も
です。
 
でも、平日にこれだけの賑わいを見せるように
なったのは、本当に年金受給者の方々のおかげと
言えます。
 
年金制度がなかったら・・・。
 
年金積み立ての分を個人で貯金して老後に備える
なんて人は少なく、年金受給者の方々でここまで
賑わうということもなかったろうと思います。