平均余命だとか総支給額を考えると、一般的には
 
①75歳の受給開始でもおつりが来る。
 
②早くに年金受給を開始すると、損的分岐点年齢
　には到達しやすくなるが、長生きできた場合、
　遅い受給開始の方々に次々と抜かれることに。
 
という結論になるんじゃないかな？というのが昨日
の話です。
 

 
そして、運よく80歳、85歳まで長生きできたとした
場合、そこでポックリではなく、その時点から更に
平均余命があります。
 
80歳で「＋8.98歳」、85歳で「＋6.29歳」ですので、
人によって幸不幸は違うかもしれませんが、いずれに
せよ結構な時間が残されていることが多いと言えます。
 
その場合は、更に早い受給の方と遅い受給の方では、
総支給額の差が広がって来ますので、受給は遅めでも
という考え方が出来ます。
 
一方で、でも大事なことは、総支給額だとかそんなこと
ではなく、生きている時に年金を十分に活用できるのか
ということでしょう。
 
つづく
 
2025.6.15
よくある年金受給繰下げのデメリットとしては、
「早死にしたら損」「税金が増えるから損」
てなことがあります。
 
そもそも年金って、労働収入がなくなっても、
生きている間にまともな生活の出来る可能性を
高めるための「保険」だと言えます。
 
ですので、「早死にしたら損」というかたには、
「じゃあ頑張って長生き出来る努力をどうぞ」
という言い方しか出来ません。
 
一方で、「税金が増えるから損」。
 
収入が多けりゃそれに応じた税金を支払う余裕
はあるでしょうから、「損」と言われてもなあ
と、多くの人は感じるんじゃないでしょうか？
 
そして、その税金で助かる人も出て来るでしょう
から、「損」って考える人は人格が疑われるよう
にも思います。
 
働いていた時の所得税や住民税、毎月泣きながら
源泉徴収票で確認してたんでしょうか？
 
一般的に、「・・・・だと損」「・・・・だと得」
ということを優先的に考えられる方々、ごく近い関係
の人たちとさえ諸問題を起こしがちという気もします。