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朝三暮四③


 
「言葉巧みに人をだます」という意味は置いておき、
前者の意味を考えると、「目先の違いにとらわれる」
ということのほか、次のようなことも言えると思います。
 
「目の前の事実だけで喜ぶな」
という部分です。
 
ことわざの中では、朝に喜んだとしても、夕方には
3つしか貰えず、悲しむ将来が待っています。
 
オランダも、先制したりリードして喜んだから、後半に
失点したわけではないかもしれませんが、喜んだ分、
最終的に悲しみが到来しました。
 
でも、引き分けることが出来て喜んでいる日本よりも
先々は有利かもしれません。
 
「リードしても油断しちゃダメ、喜んでちゃダメ」
ということが骨身に沁みたでしょうから。
 
一方で日本。
 
「俺たちはリードされても、いつでも返せる」なんて
気持ちが染みついてしまったら、危ないかもしれません。
 
見ている私たちもハラハラしますので、何とか先制し、
そのまま逃げ切る試合をお願いしたいです。
 
2026.6.18
「目の前の事実だけで喜ぶな」ということに特化した
ことわざもあります。
 
「勝って兜の緒を締めよ」ですね。
 
このことわざは、1967年に世界ジュニアウエルター級
(現在で言うスーパーライト級)の世界チャンピオンに
なった藤猛さんによって日本中で注目されました。
 

 
だって、日本語に不慣れな藤さんが「勝って兜の緒を
締めよ」ではなく、「勝ってもかぶってもオシメよ」
とリング上のインタビューで言ってしまったから。
 
WBA・WBCしかない時代の同時チャンピオンで、しかも
当時の日本所属ボクサーとしてはこれまでの最重量級
チャンピオン。人気は抜群でした。
 
そのチャンピオンが「勝ってもかぶってもオシメよ」
なんて言っちゃったから、そこから「勝って兜の緒を
締めよ」は日本中で流行りました。
 
当時、「流行語大賞」があれば、恐らく選ばれていた
ことでしょう。(流行語大賞の始まりは1984年)
 
一方で、字幕表示のなかった当時のテレビ。
私には「勝っても負けてもオシメよ」と聞こえ、
なおさら意味が分かりませんでした。

朝三暮四② 鎌田・小川両選手のゴール
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