パチスロ開発が挫折し、部門ごと閉鎖となって
しまった私ですが、その後はマーケティングの
業務に携わっていました。
そのマーケティングの一環として行っていた
ホール関係者、特に遊技機購入の権限を持っていた
方々にアンケートした時のデータが残っていました。
それを紹介させて頂きます。
◆他社(他のパチンコメーカー)でもお金をかけて
2ヶ月持たない状況で、ホールが〇〇さんに期待
しているものを考えるべき。
ミドル、マックスではないはず。
〇〇さんではミドル・マックスの場合、ホール側の
選定に入りにくい。
「〇〇さん」というのは私のいた会社の企業名です。
担当者や会社はヒットしてくれた時には大きな販売
台数・利益を見込めるミドル・マックスタイプを開発
したがりました。
でも、開発力・販売力の強いメーカーは当然、その
路線メインで来ますので、〇〇さんが目論見通りに
ヒットとなる可能性は低く、実際に惨敗続き。
だから、「ホールが〇〇さんに期待しているものを
考えるべき」という指摘でした。



そもそも私の入った頃の〇〇さんって、本当に弱小
メーカーであったため、大手が作らない権利物だとか
電役タイプでヒット機を出し、成長しました。
「ドンキホーテ2」がその最初であり、その路線で
「ドラゴン伝説ZZ」が続き、「ナナシー」で爆発と
いう歴史がありました。
でも、会社が斜陽化してしまったためにより焦り、
まぐれでもいいからと、一発狙いに終始してしまう
ようになったのかもしれません。
どんな業界でもダメになっていってしまう企業には
ありがちな傾向という気もします。
つづく
2026.5.5
ここで取り上げた指摘というのは、実を言えば
私が入社した頃から開発室内で言い続けて来た
ことでもありました。
その路線で実績を上げ、一時は大手に肉薄する
メーカーになって行ったのですが、その頃に入社
した社員たちが勘違いを始めたんですね。
「大手と同じ土俵で戦える」と。
実の所、当時は大手が作らないジャンルの機種で
実績を上げていたため「変態メーカー」とも言われて
おり、それが「〇〇さんに期待しているもの」でした。
大手ほどの開発力もないのに(これは事実でした)、
大手と同じ土俵で戦おうとして稼働という点で惨敗し、
ホールの信用を失い、同時に競争力も失いました。
で、同じことを今度はマーケティング担当者として言う
わけですが、一旦育ってしまった、思い込んでしまった
思考はなかなか直らない。
そのため、それを今度は社外の人に言ってもらった
ということになります。実際に機種選定をしている
人たちはこう言ってるぞと。
でも、ダメでしたねえ。







