
「こんなのせいぜい3千台程度しか売れない」
と言われて、お蔵入りにされてしまい、かつ、
パチスロ開発自体も中止に追い込まれてしまいました。
40代半ばの時でしたけど、今振り返ってみると
これが私の青春時代の終わりだったような気もします。
でも、「こんなのせいぜい3千台程度しか売れない」
これって、別の言い方をすると、
「最低3千台は売れるだろう」という意味にもなります。
当時、この機械の販売定価は42万円の予定でした
ので、42万円×3千台=12億6千万円の売上げは
最低ラインとして見込めたということになります。
以前書いたことがあると思いますが、パチンコ
メーカーは3か月に1度程度の頻度で新機種を販売
します。
3か月おきですし、販売する機種が全てヒットする
わけではありませんので、営業部門って必ず閑散期
が存在しますし、全てがヒットするわけでもないです。
そのため、パチスロを開発・販売することは、その
閑散期を有効利用できるから、やるべきということが
ありました。
ですので、パチスロの営業自体に新たなコストが必要
になるわけではありません。
で、このパチスロの1台の原価が15万円ほどだった
と思いますので、単純利益は(42万円-15万円)×3千台
=8億1千万円。
まあ、当時、パチンコ1機種が大ヒットすると100億円
単位の利益になりましたので、8億円程度ということは
少なく感じたかもしれません。
でもねえ、言ってみれば最低8億円ですからねえ
そのメーカー、じきにパチンコでもそんなに売れなくなり、
それは20年近く後の今も続いていますし。
2026.5.2
昔の資料を見ていたら、こんなのもありました。
民主党政権下で子供手当てが出ていた頃の資料です。

給料日直後は無論、年金支給日の直後もパチンコ
店の稼働は上がるだろうと予想していたのですが、
年金受給日の直後は全然上がりませんでした。
当時の年金受給者は、現在の団塊の世代の前の
世代の方々ですが、年金受給者はそれほどカツカツ
していないのかもしれません。
自分が年金受給世代となった今、自分の回りを
見てもそれは感じます。
もちろん、人にもよるでしょうけど。
そして、面白かったのは、「年金・子供手当て
支給週は1円パチンコのみ稼働が上がる」という
点でした。
あまり余裕のない子育て世代。
子供手当てが出るとそれを引き出して、4円では
なく1円パチンコならということで、パチンコ店に
通う方々がそこそこにいらっしゃったのかなあと。
これは実際にそうだったかもしれないと思って
います。
でも、今はパチンコ・パチスロファンが激減して
しまっていますし、子供手当て自体もありません。
世の中は移ろいで行きます。






